想いを込めて花を贈るとき、華やかで美しい花姿と深い花言葉を持つカーネーションは人気の花です。
母の日と言えばカーネーションというイメージがあるほど母の日のプレゼントとして定番のお花ですよね。母の日だけでなく誕生月に利用する人も多く、感謝や愛を伝える定番として毎年注目されています。しかし、華やかで美しいカーネーションも色や本数で意味が変わるため、プレゼントする際には注意が必要です。
本記事では赤やピンク、白、黄色、紫、青など、色別のそれぞれの花言葉やおすすめシーンから用意するときに注意するポイントまで詳しくご紹介していきます。1年中フラワーショップで取り扱いのあるカーネーションなら、あなたの気持ちを最適に伝え、相手の心に鮮やかな印象を残せるはず！ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
カーネーションってどんな花？特徴や人気の秘密を徹底解説！
カーネーションは母の日に贈ることで有名な花で、愛や感謝など多彩な花言葉があることでも人気があります。色のバリエーションが豊富で、さまざまな種類があり、花束にすると華やかさが増して特別なお祝いにもぴったりな雰囲気になります。
大切な人へ想いを伝えるときに選びやすく、華やかな印象なので、贈り物としても人気を集めています。花全体に込められた由来にも深みがあり、母の日のみならず誕生日などいろいろなシーンでも喜ばれます。カーネーションは観葉として楽しむ品種もあり、生花だけでなくドライフラワーやプリザーブドフラワーとしてもアレンジメントが可能です。そんな幅広い楽しみ方が愛される理由のひとつです。
気になる開花時期や季節ごとの楽しみ方をチェック！
カーネーションは4～6月や10～11月に開花し、春と秋の2回楽しめる多年草です。気温が高すぎる夏や低すぎる冬は花が咲きにくい性質があり、特に春は安定した暖かさのおかげで花持ちがよくなります。カーネーション自体が丈夫な植物なので、誰にでも育てやすく、育てる際は水やりや日当たりにさえ気をつければ初心者でも扱いやすい植物です。
| 植物名 | カーネーション |
| 英名・和名 | carnation・阿蘭陀撫子（オランダナデシコ）、麝香撫子（ジャコウナデシコ）、阿蘭陀石竹（オランダセキチク）など |
| 原産地 | 南ヨーロッパ・西アジアなど |
| 学名 | Dianthus caryophyllus L. |
| 科名・属名 | ナデシコ科・ナデシコ属 |
| 開花時期 | 4月～6月頃、9月～10月頃 ※品種によって異なる |
| 花色 | 赤・ピンク・白・黄色・オレンジ・緑・紫・褐色・クリーム色など |
| 耐寒性・耐暑性 | 強い・強い |
実は奥が深い！？カーネーションの花言葉の由来と意味
カーネーションには愛や感謝をはじめとする色とりどりの花言葉があります。母の日では赤色が定番ですが、ピンクやオレンジなども人気で、鮮やかな色合いが並ぶ花束は華やかさを演出します。海外でも尊敬や友情などを表す言葉があり、言語によってニュアンスが変わる点も興味深いところです。
日本では母の日の贈り物としてだけでなく、結婚式などのお祝いシーンにも用いられ、相手に気持ちを伝えるための定番として重宝されています。形や品種も豊富なので、バラのように豪華な印象をもつものや、花びらがフリル状になったものなど、好みに合わせて選べる楽しさもあります。鉢植えや花束などのアレンジメントだけでなく、カーネーションモチーフのアイテムを贈ればさらに思い出深いプレゼントになるでしょう。
色によって大違い！カーネーションの色別花言葉とおすすめシーン
カーネーションは品種改良が進み、赤やピンクだけでなく紫や青、オレンジなど多種多様の色がそろう花です。赤は熱い愛や尊敬、ピンクは温かい感謝を込めたシーンにおすすめ、紫は高貴や気品を感じさせるためフォーマルなお祝いにもよく利用されます。青は実は希少価値が高く、贈り物として驚きや特別感を演出できます。オレンジは元気や希望を伝えたいときにぴったりで、相手への素直な応援メッセージとなるはずです。
黄色だけは「軽蔑」などの怖い意味を含むことが多いので注意が必要ですが、実際にはネガティブな花言葉を気にしない人もいます。大切なのは贈る気持ちですし、一緒に手紙を添えて前向きな思いやりを伝えれば、相手の心に柔らかい印象を残せます。
色の特徴を踏まえて花束やアレンジメントを作ると、華やかさがアップし、シーンに合わせた演出が可能です。色ごとにそれぞれに深い由来があり、知れば知るほど奥深い花だと感じます。見た目の美しさだけでなく、その背景にあるストーリーを知ると、カーネーションの魅力がさらに増すはずです。
お祝いや感謝の場面だけでなく、ちょっとしたプレゼントにも使いやすく、月ごとの誕生花として贈るのも面白いでしょう。明るいカラーの組み合わせや深みのあるブーケで部屋を彩れば、花言葉の由来を感じながら幸福な時間が過ごせます。色ごとの花言葉を把握しながら、相手の気持ちを考えた贈り物にすると、より深い愛情が伝わります。
赤色のカーネーションの花言葉
赤色のカーネーションの花言葉は「母への愛」 「母の愛」「純粋な愛」「真実の愛」 です。
赤いカーネーションは、母への深い愛や尊敬を象徴し、定番の色合いとして多くの人に選ばれています。お母さんの好みの色が分からない場合や、どの色のカーネーションを選べばいいのか迷ってしまった場合は、赤色を選んでおけば間違いはないでしょう。
ピンク色のカーネーションの花言葉
ピンク色のカーネーションの花言葉は「温かい心」「感謝」「気品」「美しい仕草」です。
母の日などで赤の次に選ばれているのが、柔らかいイメージの愛らしいピンクのカーネーションです。心を穏やかにする効果のあるピンク色のカーネーションは、優しく上品なイメージを添えることができるため、「感謝」の気持ちとともにプレゼントするのにピッタリのお花です。お母さん以外に、お世話になった先輩などに、お礼を伝えたい時にもオススメのお花です。
赤やピンクのカーネーションは母の日に贈ると喜ばれやすく、相手の気持ちに寄り添う贈り物になるでしょう。鉢植えや花束、アレンジメントなど利用の仕方はさまざまなので、お母さんの好みに合わせたカラーとスタイルを見つけるのがおすすめです。
オレンジ色のカーネーションの花言葉
オレンジ色のカーネーションの花言葉は、「純粋な愛」、「清らかな慕情」、「あなたを愛します」「情熱」です。
オレンジ色のカーネーションの花言葉は、愛に満ちた花言葉ばかり！大好きなママや大切な恋人へ贈るカーネーションとしてもピッタリです。犬好きな方には、ビタミンカラーであるオレンジのカーネーションを使った犬モチーフのアレンジメントを贈れば元気になってもらえそうですね。
緑色のカーネーションの花言葉
緑色のカーネーションの花言葉は、「癒し」、「純粋な愛情」です
自然を感じさせてくれるグリーンの色には、心をリラックスさせてくれる効果があると言われています。そんな緑のカーネーションは、「癒し」という花言葉を持つのにピッタリ。日ごろお疲れ気味のお母さんや、あなたの大切な人をいたわりたい時の贈り物にもオススメのカーネーションです。
気品を表すパープルのカーネーションの花言葉
紫色のカーネーションの花言葉は「気品」、「誇り」「気まぐれ」です。
大人っぽい紫色のカーネーションは、古くから高貴な色として愛されてきました。母の日だけでなく、 古希（70歳）や喜寿（77歳）などの長寿のお祝いの花束としてもおすすめのカラーなので、特別なギフトを演出したい場合に重宝します。また紫色のカーネーションはお供えの場面にも使いやすいカラーです。
ただ、「気まぐれ」などネガティブな花言葉が一部ありますので、きちんとメッセージを添えて一緒に贈ると安心ですね。
幸福を表すブルーのカーネーションの花言葉
青色のカーネーションの花言葉は「永遠の幸福」です。
青いカーネーションは「永遠の幸福」という花言葉があり、珍しさとともに大切な人への思いを強く伝えられ、プレゼントに選びやすいカラーといえます。
ブルーのカーネーションは、遺伝子組み換えで生み出されたものと、白いカーネーションに青色の水を吸わせて着色したものと2種類ありますので注意しましょう。希少性が高いため、いつもとは違うカーネーションを贈りたい時にオススメのカラーです。
花色のバリエーションが多いカーネーションだからこそ、紫や青といった個性的なカラーを取り入れると、相手の心に残るプレゼントになるでしょう。アレンジメントに加えるだけで華やぎが増し、紫の上品さと青の希少性が合わさるとより一層印象的です。
白や黄色、濃い赤は要注意！？意外と知らないカーネーションの花言葉
カーネーション全般には「無垢の愛」という美しい花言葉がありますが、白や黄色には意外な意味が隠れています。白いカーネーションの花言葉には一見戸惑う表現が含まれ、黄色いカーネーションの花言葉にはネガティブなワードが含まれていますので、母の日などお祝いで贈る場合、このような花言葉を気にする方もいるため、白や黄色のみのカーネーションだけで作られた花束は注意が必要です。
ホワイトのカーネーションの花言葉
白いカーネーションの花言葉は「純潔の愛」「私の愛情は生きている」、「尊敬」、「愛の拒絶」です。
母の日が始まった頃にシンボルとされていた白いカーネーションは愛や尊敬のあるポジティブな意味が含まれている一方で、「亡き母を偲ぶ花」ともいわれ亡くなった母親に贈るお花としてや、供養花としてお供えなどで使われていることでも知られています。プレゼントされた場合にうけとられる方から勘違いされてしまう場合がありますので、お母さんが生きていらっしゃる場合には贈らないよう注意した方が良いでしょう。
イエローのカーネーションの花言葉
黄色のカーネーションの花言葉は「友情」、「美」、「嫉妬」「侮蔑」です。
太陽や光を彷彿とさせる明るい黄色のカーネーションは、「友情」や「美」などのポジティブな意味の他に「軽蔑」「あなたには失望しました」といったネガティブなワードが含まれているので注意が必要です。黄色いカーネーションを大切な方に贈る際は、ポジティブな花言葉を説明したメッセージカードを添えるなど心くばりをすると良いですね。
濃い赤色のカーネーションの花言葉
深い赤色のカーネーションの花言葉は「私の心に哀しみを」 、「欲望」です。
同じ赤でも色味が暗く、黒みがかった深い赤色のカーネーションの場合は花言葉が、 「私の心に哀しみを」 「欲望」という意味合いに変わってしまいますので、赤色のカーネーションを選ぶ際は、色の明暗にも気を付けて選ぶようにしましょう。捉え方によっては濃い赤色のカーネーションは、ネガティブな花言葉になってしまいますのでプレゼントする場合は気を付けましょう。
知らずには贈れない？カーネーションを贈る際の注意点とマナー
カーネーションは愛情を象徴する花が多いものの、黄色や濃い赤などにはネガティブな花言葉が含まれます。黄色には「軽蔑」「拒否」「あなたには失望しました」という強い意味合いがあり、濃い赤は「私の心に哀しみを」「欲望」といった響きがあります。
由来を知ると少し怖いと感じることもあるため、贈り物に選ぶ時は相手との関係を考慮すると安心です。気軽に贈れる花のイメージがある反面、色によってはメッセージ性が大きく変わるのがカーネーションの奥深さです。
特に白いカーネーションは「亡くなったお母さんへの花」という意味合いが強く、ご存命のお母さんに贈るのは避けた方がよいとされています。過去の風習や歴史からそのイメージが根付いており、贈り物に選ぶと誤解を与えるおそれがあります。白いカーネーションの花言葉自体は「私の愛情は生きている」や「尊敬」など悪いものではありませんが、白だけでまとめた花束やアレンジメントは控えるのが無難です。
どうしても白いカーネーションをプレゼントとして贈りたい場合は、ピンクや赤など華やかな色のカーネーションや他のお花と一緒に組み合わせて作られた花束やアレンジメントフラワーを選ぶと印象が柔らかくなります。お葬式の花のイメージとはっきりと区別をつけて華やかな雰囲気にすることが、気持ちよく贈るためのポイントです。
贈る本数でも意味が変わる？カーネーションの本数別花言葉一覧
カーネーションは色ごとに花言葉が変わりますが、本数で花言葉が変わることはありません。ただし、花束として贈る際はカーネーションの色や種類を問わず、共通して本数によって意味が変わります。
母の日は、日頃の感謝を伝える特別な機会です。直接言葉にしづらい場合は、カーネーションの色や本数に託す方法があります。カーネーションを母の日に贈るなら、「思いやりに感謝」の意味を込めて8本を花束として贈るとよいでしょう。
| 1本のカーネーション | 感謝、あなたは私の運命の人です |
| 2本のカーネーション | 誠実 |
| 3本のカーネーション | 幸福、あなたを愛しています |
| 4本のカーネーション | 信頼、あなたを一生愛し続けます |
| 5本のカーネーション | 希望 |
| 6本のカーネーション | 愛情、あなたに夢中です |
| 7本のカーネーション | 情熱、ひそかな愛 |
| 8本のカーネーション | 真実、あなたの思いやりに感謝しています |
| 9本のカーネーション | 尊敬、いつまでも一緒にいよう |
| 10本のカーネーション | 栄光 |
| 11本のカーネーション | あなたはわたしの最愛の人です |
| 12本のカーネーション | 永遠、恋人（奥さん）になって |
| 40本のカーネーション | あなたに永遠の愛を誓います |
| 50本のカーネーション | 永遠 |
| 99本のカーネーション | 永遠の愛 |
| 108本のカーネーション | 私と結婚してください |
カーネーションの本数に迷った時はこれ！
3本や5本など少ない本数で作る花束も手軽ですが、迷った時は12本のカーネーションを贈る方法があります。これは「ダズンフラワー」と呼ばれ、1本ごとに「感謝・誠実・幸福・信頼・希望・愛情・情熱・真実・尊敬・栄光・努力・永遠」という12の意味を込めるため、大切な人に特別な印象を与えたいときにおすすめです。数の力を借りて花言葉を表現すれば、より心に寄り添う贈り物になるでしょう。
母の日など感謝を伝える場面では、赤やピンク、オレンジなどいろいろな色を混ぜて華やかに演出しても素敵です。珍しい青や紫を差し色にするとさらに印象に残るブーケになるでしょう。もともとは結婚式の演出として人気でしたが、現在では大切な人へのギフトとして広く利用されています。
カーネーションは何月の誕生花？誕生月と贈り物のポイント
カーネーションの誕生花は6月15日、12月2日です。
1月11日と5月15日の誕生花はピンクのカーネーション、5月12日と11月20日の誕生花は赤いカーネーションなので、日にちがぴったりの場合は一色のカーネーションを花束にしてプレゼントしても喜ばれるでしょう。
カーネーションのプレゼントと花言葉で感謝の気持ちを伝えよう
メッセージカードを添えて花言葉や気持ちを書き添えれば、言葉にできない感謝をしっかり伝える助けになるでしょう。母の日には、いつもがんばってくれる人への特別な贈り物として、カーネーションが活躍します。
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まとめ｜色や本数、誕生花で選ぶ！カーネーションを贈る時のポイント
いかがでしたか？
カーネーションはポジティブな花言葉が数多く付けられており、色や本数を変えるだけで相手へ伝えたい思いを自由にアレンジできます。母の日や誕生日など、贈り物をするシーンでは花言葉を参考にしたり、誕生花として月ごとの魅力を取り入れたりすると、より心のこもったプレゼントになるでしょう。
あなたの大切な人に素敵な贈り物がみつかりますように。
