「花の女王」と呼ばれるバラは、多くの人から愛され続ける人気の高い花です。様々な色があり、華やかで上品な印象があり、誕生月の贈り物やプロポーズなどにも重宝されていますよね。そんなバラには、それぞれの花言葉や本数で異なるメッセージがあるのをご存じですか?
実は、薔薇は赤やピンク、オレンジといった色や贈る本数によって意味が変わる特別なお花です。相手への気持ちを素敵に伝えるために、あなたも目的にぴったりのバラを探してみてはいかがでしょうか。
日本でも花束やお祝いのギフトとして広く利用され、多くの方が愛情や幸せを込めて贈っています。世界中で親しまれるバラの魅力を知ることで、あなたの気持ちをより誠実に伝えられるはずです。
バラ(薔薇)ってどんな花?世界に愛される理由とその特徴を解説
バラは古くから人々の心をとらえる花で、世界中で愛されてきました。古代から愛と美の象徴として親しまれてきたとされているバラ。薔薇にはきれいを支える力があると言われています。絶世の美女クレオパトラやナポレオンの妻のジョセフィーヌなど歴史に残る美女たちが魅せられ、バラを利用して自らの美しさを演出してきました。
誕生花としては6月で、結婚式シーズンにもよく利用されます。春から初夏と秋にかけて多く出回り、季節によって香りや色合いが移ろう点も魅力です。値段は気候や品種、生産状況などで変わり、花束にする際は予算に合わせやすいのも嬉しいところです。

可憐な見た目だけでなく、色や花言葉を意識して選ぶと、贈る側の気持ちをより豊かに伝えられます。大切なシーンでバラを使うと、相手との絆がいっそう深まることでしょう。
バラ(薔薇)の品種は世界で4万種類以上!種類別の魅力とは
バラはバラ科バラ属の植物で、学名はラテン語が由来となったRosa、和名のバラはその華やかな姿を感じさせます。現在登録されているだけでも世界に4万以上の品種があり、形や香り、色のバリエーションがとても豊富です。原種は北半球を中心に自生していて、そのうち日本原産なのがノイバラ、テリハノイバラ、ハマナスの3種類といわれます。山で見かける野バラの素朴な姿も、華やかな大輪と同じ仲間です。こうした多様性は、長い歴史を通じて交配が繰り返されてきたことに由来します。花束や庭先で楽しむだけでなく、切り花やアレンジメントの素材としても利用しやすい点が魅力です。
日本でバラ(薔薇)が最も華やかに開花するおすすめの季節
日本では春と秋にバラが美しく咲くといわれますが、なかでも5月から6月に出回る品種は豊富で質も高いです。6月は誕生花として知られ、6月6日はプロポーズの日としても人気があります。ロマンチックなムードと重なる結婚式シーズンにも重宝され、愛や感謝の気持ちを伝える場面にぴったりです。結婚式などに参加する際にはバラのブローチなどをつけても素敵ですね。
バラ(薔薇)の花言葉の由来と歴史|なぜ愛情や情熱を象徴するの?
バラ全体の花言葉は「美」や「愛情」とされ、とくに優雅な姿と高貴な雰囲気がその由来といわれます。欧米では聖母マリアの純潔や慈しみを表す花としても崇められ、多くの伝説や絵画に登場してきました。
香りや色彩の多彩さは、人々の心をつかむ大きな要素です。どの品種にも洗練された気品があり、大切な場面で気持ちを伝える花として重宝されています。長い歴史の中で培われた深い意味があるからこそ、世界各地で今も愛され続けているのでしょう。花束として手にすると、愛や感謝といった想いが相手にやさしく届くように感じます。
永遠の愛や幸福を伝えるバラ(薔薇)の花言葉が生まれた背景とは
バラは、高貴な姿や豊かな香りとともに深い想いを託すのに適した花といわれます。欧米では聖母マリアの純潔や愛を象徴する花とされ、多くの伝説や詩にも登場してきました。薔薇は、多様な色や形を持つため、贈るシーンや相手に合わせて選べる点が魅力です。
気品あふれる雰囲気をもつバラだからこそ、強い思いを真っすぐに伝えられると考えられています。長い歴史を経て多くの人々に大切にされてきたからこそ、花言葉が作られ、今なお受け継がれています。
バラ(薔薇)の色別花言葉解説
世界中の人々から愛されるバラには、多くの人に愛されている分だけ、薔薇の色によってたくさんの花言葉が託されています。一般的にはバラの花言葉は「愛」「美」「情熱」「真実」「幸福」などのポジティブな意味を持ちますが、一部ネガティブな捉え方をするものもあるので、気をつけましょう。
赤なら「告白」や「愛情」、白は「麗しい」と呼ばれ、ピンクは「感銘」、オレンジは「あなたの魅力に目を奪われる」など、相手に伝えたい気持ちに沿った色を選ぶと良いでしょう。紫は「私はあなたにふさわしい」という大人びた雰囲気をまとい、黄色は「友情や希望」をさす一方で「愛情の薄らぎ」となる場合もありますので、組み合わせには注意が必要です。ネガティブな花言葉を持つバラをプレゼントする場合は、そのバラが持つポジティブな花言葉を強調するメッセージカードを添えるのがおすすめです。
| 赤いバラ | 「愛情」「愛しています」「情熱」「熱烈な恋」 |
| 白いバラ | 「純潔」「尊敬」「清純」「愛の吐息」「約束」 |
| 淡いピンクのバラ | 「甘美な愛」「上品」「しとやか」「温かな心」 |
| 濃いピンクのバラ | 「感情の激しさ」「恋の告白」 |
| 紫色のバラ | 「誇り」「気品」「尊厳」「敬意」「高貴」 |
| 黄色のバラ | 「友情」「平和」「希望」「献身」 ※ただし「愛情の薄らぎ」「嫉妬」「不貞」というネガティブな花言葉もありますので注意しましょう。 |
| 青色のバラ | 「夢がかなう」「奇跡」「神の祝福」「喝采(かっさい)」 |
| オレンジ色のバラ | 「絆」「無邪気」「信頼」「すこやか」「愛嬌」 |
| 緋色のバラ | 「灼熱の恋」 |
| 黒いバラ | 「決して滅びることのない愛」「憎しみ」「恨み」 |
| 赤に白い斑点のバラ | 「戦争」「争い」 |
こうした花言葉を理解しておくと、花束やアレンジメントで相手に想いを伝えやすくなります。恋人に贈るなら、赤やピンクといった愛情を強調する色合いが鉄板です。女友達にはオレンジのバラを花束にして、気軽な祝福を添えるのも良いでしょう。男友達へは落ち着いたダークレッドや紫系の品種が人気です。両親や結婚する相手には白や淡いピンクで上品さを演出すると、感謝の心が伝わります。卒業や退職を迎える人には、明るいトーンの花を選ぶと新しい門出を応援できます。相手をイメージして色を選ぶと、より思いがこもった贈り物になりそうです。
何気ない日常でも一本飾れば部屋の印象が変わり、心を穏やかにしてくれる力を持つのがバラの魅力です。色の一覧を見比べながら、その場に合う色を探す時間も楽しいひとときになります。
バラ(薔薇)の本数別 花言葉一覧|プレゼント前に確認すべきポイント
バラの本数には特別な花言葉があり、贈り物をする際の大切なポイントです。
1本「一目ぼれ」
2本「この世界は二人だけ」
3本「愛してます」
4本 「死ぬまで気持ちは変わりません」
5本「あなたに出会えた事の心からの喜び」
6本「あなたに夢中」
7本「ひそかな愛」
8本「あなたの思いやり」
9本「いつもあなたを思っています」
10本「あなたは全てが完璧」
11本「最愛」
12本「私と付き合ってください」
13本「永遠の友情」
21本「あなただけに尽くします」
22本「あなたの幸運を祈ります」
24本「いつもあなたを想っています」
33本「生まれ変わっても愛します」
40本「本物の愛 真実の愛」
44本「不変の愛」
50本「偶然のめぐり合い」
99本「永遠の愛」
101本「これ以上ないほど愛してます」
108本「結婚してください」
144本「何度生まれ変わっても君を愛する」「ずっと一緒にいてください」
365本「あなたが毎日恋しい」「一年365日、毎日あなたを想っています」
999本「何度生まれ変わってもあなたを愛します」
このように、それぞれが物語をもっています。バラは数ある花の中でも人気が高く、人への愛や想いを伝える花として昔から用いられてきました。特にプロポーズなどロマンチックな場面では、本数の意味を踏まえると想いを演出しやすいです。
大切な人に贈るなら、こうした意味を知らずに渡してしまうと意図しないメッセージを含むこともあるため、誤解を招くこともあるかもしれません。例えば、薔薇を13本送ることは「永遠の友情」を示すため、ロマンチックなシーンでは避けるなど、相手との関係性も考慮しながら選ぶと安心です。愛を伝える花として歴史を続けてきたバラですから、本数に隠された意味を知っておくと相手に深い気持ちが伝えられます。花束にメッセージカードを添えれば、さらに忘れられない贈り物になるでしょう。
バラ(薔薇)を長く楽しむ方法とポイント
バラはプリザーブドフラワーやドライフラワー、押し花としてその魅力を長く残せる花です。とくに赤や濃いピンクなど色が濃い品種は、乾燥後の退色も少なく、美しさを保ちやすいです。ドライフラワーは生花の状態がきれいなうちに茎を逆さに吊るし、風通しの良い場所で乾燥させるとドライフラワーが完成します。押し花にする場合は花びらを平たくして紙に挟み、重しを乗せておくと仕上がりがきれいです。乾いたバラをしおりにしたり、額縁に入れたりしてアレンジを楽しむ人も多いです。大切な思い出を形にする手軽な方法として、おすすめです。
まとめ|バラ(薔薇)の花言葉や縁起を知って大切な人へ素敵な贈り物を
いかがでしたか?
バラを贈るときは、本数や色に込められた花言葉をさりげなく示すと特別な思いを伝えやすいです。カードに簡単なメッセージを添えたり、プレゼントに小さなヒントを盛り込んだりすると、相手も嬉しく感じるでしょう。直接言いにくい感謝や愛情も、花言葉を意識することで自然に届けられるとされています。次のプレゼントの機会には、ぜひバラを取り入れてみてはいかがでしょうか。




